Monthly Archives: April 2018

NO.557 糖尿病とともに生きる  越谷レイクタウン内科  藤本まどか

もし糖尿病と言われたら。どきどきしながら採血結果を見たことはありませんか?  今、日本には1千万人の糖尿病患者がいると言われています。糖尿病は、血糖値が高くなることで、全身の血管を傷つけ、臓器を傷めてしまう病気です。進行してしまうと、失明、腎不全による透析導入、神経障害性疼痛による苦痛、えそによる足切断、脳梗塞による麻痺、心筋梗塞による心不全等で、人生が大きく変わってしまったり、寿命に影響したりする大変な病気です。がんや認知症などのさまざまな病気のリスクも高めてしまいます。  しかし、逆に考えれば血糖値が高いだけでは検査を受けるまで気付かないくらい痛くもかゆくもなく、元気なわけです。ですから、糖尿病と診断されたら、これから全身の臓器が高血糖によって受けるダメージを最小限にするために、すぐに治療を始めましょう。  糖尿病治療の3本柱は食事・運動・薬物療法です。食事は適切なカロリーをバランスよく、3食に分けて食べることが基本です。運動は1日8千歩が目安ですが、これは1日1回の外出と、10分の歩行があれば、あとは日常生活でおおむね達成できるといわれています。  糖尿病治療薬は、約100年前にインスリン(血糖を下げるホルモン)注射が開発されてから目覚ましい進歩を遂げています。特に最近はインスリンの出にくい日本人の糖尿病に適したDPP4阻害薬や、肥満対策につながるSGLT2阻害薬など、低血糖を起こしにくい薬が相次いで発売され、新薬の研究も続々行われています。糖尿病と診断されても、生活習慣に気を付け、上手に薬を使えば、健康な人と変わらず元気で長生きすることは可能です。  健診を受けていない方は、今年は必ず受けてみてください。注意マークがついたら、まずはかかりつけの医師に相談してみましょう。正しく怖がり、正しく向き合って、糖尿病とともに生きる「幸せな人生」を全うできるよう、私たち医療者は良いパートナーになりたいと願っています。  

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NO.556 認知症にならないように予防しましょう 蒲生天神橋クリニック  長谷川浩一

 平均寿命が延びたことにより認知症になる人が増加しています。それに伴い家族の介護負担や介護施設を利用する人も増加しています。この状況は2025年まで増加傾向が続きます。誰もが健康で人の助けを借りず、自分の人生を最後まで輝いて全うしたいと考えると思います。では、そのようにするためにはどうしたらよいのでしょうか。1 生活習慣病の適切な管理が必要です。生活習慣病とは高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などです。これらを適切に管理することが認知症予防の第一歩となります。2 ストレスをためないことです。ストレスは脳細胞に対して破壊的に働くことが分かってきました。記憶力低下の原因にもなっています。3 不必要な薬の飲み過ぎに注意が必要です。高齢者は若い人に比べ薬が体にたまりやすいため、薬の飲み過ぎにより認知症のような症状を呈することがあります。家族の方が、いつもと違うなと感じたら必ず主治医の先生と相談して現在飲んでいる薬について相談してみてください。4 不安や不眠に対して安易に睡眠薬、安定剤を飲まないことです。眠れないときは、昼寝をしないように努め、日中は体をよく動かすなど肉体を疲れさせて睡眠を助けることが重要です。5 よく歩いて、大きな深呼吸をすることです。よく歩くことは脳細胞を活性化させ、認知症を予防する一番良い方法と言われています。6 字を書き、人と話をしてよく笑うことです。毎日楽しい気持ちで過ごし、たとえつらいこと悲しいことがあったとしても笑顔で生活するように努めてください。 これらのポイントを毎日意識して生活することで脳に良い刺激となり認知症になりにくい体になることと思います。認知症の初期症状は家族の人も、主治医も気が付かないことが少なくありません。薬が多く残っている、同じものが冷蔵庫にたくさんある、掃除が出来なくなった、トイレが汚れているなど、今までと違うことが起こっているときは認知症を疑ってみることも必要です。

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