広報こしがや

2003年01月01日

No.374 市民と共に歩む越谷市医師会 会長 天草 大陸

新年あけましておめでとうございます。越谷市医師会は、今年も昨年と同様に、常に市民の方々の生命と健康を守るという重大な責任を認識して、市民から信 頼され敬愛されるよう皆さまと手を携えて地域医療のさらなる充実に向けて諸事業に取り組んでいこうと、会員一同決意を新たにしております。どうかよろしく ご支援のほどお願い申し上げます。
さて、今回はお正月ですので、医師会活動を理解されるうえでのひとつのご参考にしていただければと思い、当医師会の今年の抱負の一端を述べさせていただきます。
1.まずは、昨年立ち上がりました越谷市小児夜間急患診療所(夜間に発生した子どもの発熱や腹痛などの外来急病患者さんの診察を行う一次救急医療機関)の 円滑な運営に努力して参ります。「子どもたちのためになる頼りがいのある診療所」「さすがは越谷市医師会」と評価されるように医師会の最重要事業と位置づ け、英知を結集し運営にあたります。また、公設公営とはいえ、医師、薬剤師、看護師などの全職員を派遣します医師会としてもでき得る限りの健全経営に努 め、最大限の経営努力を致します。市民の血税を無駄にしないように頑張ります。一方、国に対しては、県医師会、日本医師会を通じて「小児救急」の経営が成 り立つ診療報酬設定を要望して参ります。
2.昨年、当医師会の全会員医療機関に備えつけましたパソコンを有効活用するために種々の作業を進めます。主な作業は、病診連携(大病院と「かかりつけ 医」機能を持つ診療所などとの連携)ネットワークへ参加できるようにすること、会員病医院がホームページを持ち市民や患者さんへ情報提供をすることなどを 考えております。
3.大病院とその他の病医院との連携を更に推進致します。大病院には、2・5次以上(心筋梗塞、脳卒中、頭部損傷などの命にかかわる患者さん)の救急救命 医療(ただし、小児科は2次を含む)、高度医療、連携医療を担ってもらうことをさまざまな機会にお願いしていきたいと存じます。昨今、大病院も連携医療の 大切さを十分に理解して前向きに取り組んでいますことは誠に心強い限りです。

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