広報こしがや

2010年03月01日

No.460 睡眠時無呼吸症候群 南越谷健身会クリニック 周東 寛

貴方にもこんな症状がありませんか?
眠っているとき…いびきをかく・息が止まる・呼吸が乱れる・息が苦しくて目が覚める・何度も目がさめトイレに行く、昼間…起きているときしばしば居眠りをする・記憶力や集中力が低下する・性欲減退・性格が変化する・身体を動かすと息切れがする、このような症状は睡眠時無呼吸症候群によく見られます。
私たち人間は、1日おおよそ8時間眠るサイクルで生活しています。睡眠は昼間の活動で疲れた体と脳を休息させるための、とても重要な時間帯です。睡眠がじゅうぶん取れない状態が続くと「眠い」「疲れた」というだけではなく、さまざまな悪影響をおよぼすようになります。とくに睡眠中に呼吸が止まるような事態が繰り返されると、体に取り込まれる酸素の量が少なくなって細胞でエネルギーが作れなくなり、代謝力が低下してしまうためさまざまな障害が起きます。更に日中の活動が低下することにより、居眠り運転で交通事故などを起こします。また肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常など、いわゆる生活習慣病を合併するケースが多いといわれています。
検査法は自宅でも簡単に出来る簡易型と入院(夕方~早朝)による検査があります。現在の治療法としては減量・生活習慣の指導・鼻にマスクをあて呼吸を補助する方法・口腔内装置・手術療法・アゴのリハビリ強化法などがあります。
日常生活を向上させる上でも、また、責任ある社会生活をするためにも、早期に受診する事をおすすめします。

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