医師会について

会長の挨拶

越谷市医師会会長   ハラクリニック    原  直

越谷市医師会ホームページにアクセスありがとうございます。令和2年度7月より会長に就任致しました原でございます。越谷市医師会は昭和47年1月28日に創立し今年で48年目を迎えます。越谷市の発展とともに医療機関数は増加し活動内容も充実してまいりました。令和2年4月、医師会は歯科医師会及び薬剤師会とともに新たに建設された新保健センターの3Fに移転しました。隣にはすでに竣工した越谷市保健所(1Fに小児成人夜間急患診療所)があります。越谷市の医療および保健部門と密接な連絡が取れるようになりました。
 令和2年より全世界に新型コロナウイルス感染症が蔓延し、日本全国に一時緊急非常事態宣言が出されました。各方面に多大な影響が出たことは言うまでもありません。この新型コロナウイルス感染症は、なかなか収まりそうにはありません。そのため越谷市と協力し4月よりPCR検査センターを立ち上げて週に3-6回(必要に応じ増減する)実施しております。医師会員より依頼のある民間検査のほかに、多忙極める保健所からの依頼の行政検査協力もしております。
新型コロナウイルス感染症に対しては「やみくもに恐れる」のではなく「適切に恐れ、臨機応変迅速に対処する」方針で臨みます。
私たち医師会は市民の健康を守ることを使命と考え、越谷市と協力し各種事業を展開しております。乳幼児には、乳幼児健診、各種予防接種。児童生徒には心臓検診、学校検診(内科、眼科、耳鼻科、整形外科)。成人、高齢者には、特定検診及び高齢者検診、そして各種がん検診(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、子宮がん、前立腺がん)骨粗鬆検診。高齢者肺炎球菌及びインフルエンザ予防接種等を行ってまいりました。今年は、特にこのコロナ禍における集団検診では三蜜を避けるべく、分散化を図るための方法を取り入れて実施します。小児成人夜間急患診療所では、年間365日夜8時から11時まで診察をしています。さらには休日当番医制度があり、各科が交代で日中の時間帯に診察をしています。プライマリーケアから高度な医療までスムーズな連携が図れるように、独協埼玉医療センターおよび越谷市立病院とのさらなる病診連携システムを構築してまいります。
今後も市民の健康を守り。市民から信頼される医師会を目指していく所存であります。どうぞ越谷市医師会をよろしくお願いします。

令和2年  7月  吉日

越谷市医師会の歴史

大正9年に南埼玉郡医師会が設立されその越谷地区として活動が始まりました。 戦前の活動として特筆されるのは、昭和11年、全国で初めて現在の国民健康保険制度の前身となる越ケ谷順正会を発足したことです。 当時は、世界恐慌の余波もあり、医療が受けられるものは一部の裕福な人でしたが、会の発足によりだれでも安心して医療が受けられるようになりました。

戦後、昭和33年には越谷町から越谷市になりました(人口約4万8千人、会員数約20名)。 昭和36年には全国、いや世界でさきがけて、胃カメラを使用した胃癌集団検診を実施しました。 当時のバリウムとX線の胃透視の検診に比べ早期胃癌発見に非常に貢献しました。 昭和50年代にはこの検診は越谷方式と呼ばれ、国内のみでなく欧米からも内視鏡専門家が胃癌集団検診を見学に来るほどでした。この内視鏡による検診は一般的になり、現在にいたります。

昭和47年、南埼玉郡医師会から越谷市医師会が独立しました(会員数57名)。昭和51年には越谷市立病院が、昭和59年には獨協医科大学越谷病院が開設され現在に至るまで良好な協力関係が築かれています。

医師会 住所

〒343-0023 越谷市東越谷10丁目31番地 越谷市保健センター3階